断水


最近よく前ぶれなく断水します。
先日は、洗濯機に洗濯物を入れ、洗剤を入れたところで、水がでないことに気づきました。
コインランドリーなんで、このまま放っておくのもなあと思っていたところ、
管理人のおばさんが通りかかったんで、
「水、来ないね」って言ったら、
「そうね」と。
で、洗濯機。
「これ、どうしよう?」
「(水出るまで)待っとけ!」
と力強く言い切られてしまいました。
半日後に水でて動いたけどさ。


あと、昨日、虫を食べました。
なんか蚕のサナギらしい。焼き鳥みたいな感じで串刺しになって、唐揚げ。
見た目は、正直かなり、きびしいです。
食べ方は、サナギごとパクッと口に入れて、かむと汁が出てくるんで、
チューチュー吸って、殻は吐き出す…と書くとかなり引く感じでしょうけど、
あの、美味しかったです。なんか、ちょっと牡蠣みたいな感じ。

市内観光

観光っぽい感じで。

ガイドブック風にいうと、
ハルビンは、だいたい20世紀初めくらいから建設が始まった都市で、
ロシアが東清鉄道という、シベリア鉄道に接続して、南は大連までつながる
鉄道路線を建設して、ハルビンはその大きな中継点として開発されたのでした。

なので、当時の建物がいまでも残っていて、観光名所になっています。

お兄さんにカメラ目線されてしまってますが。

この通りを北に進むと、突き当たりにはこんな記念碑がたっております。
この向こうには松花江という川が流れているんですが、その洪水を防いだ記念かなんからしいです。


で、松花江渡し船で対岸というか中州に渡れます。分からないかもしれませんが、遠くの方に
見えているロープウェーでも渡れます。中州は、大きな公園として整備されているそうです。
冬には氷祭り(札幌雪祭りみたいに、氷で像を作る)の会場にもなるらしいので、こんど行ってみます。

方角的には、この向こうにはT氏がめでたく新婚旅行中だというイタリアがあるはずです。大陸ですから、がんばれば歩いていける訳です。とはいえ、すでに川をわたらないとなんですが。

川沿いは、公園になっていて、「スターリン公園」っていうなんともなネーミングなんですが、
普通にきれいに整備されてます。


ハルビン観光といえばここ。ロシア式聖堂。いまは教会としては使われてなくて、
中にはいると、ハルビンの歴史を説明するパネル写真が展示されています。


写真だとわりかし綺麗に写ってますが、壁の痛みとか激しいです。



ぶらぶらしてたら道に迷いました。

ビールが安い件


ハルビンはビールの消費量世界第三位なんだそうで(『地球の歩き方』によると)、

これが一番飲まれている地元のハルビンビールなんですが、
安いです。この330mlのやつはスーパーで買うと、
30円くらいです。ちなみにコーラが600mlのペットボトルで45円くらいなんで、
コーラよりちょい高いくらいでしょうか。


となりに写っているのは、ポケットティッシュ
最近急激に寒くなってきまして、はやニットの季節到来って感じで、
もれなく風邪を引きまして、ティッシュが手放せません。
日本のとは形が違いますが、むしろこっちの方がグローバルスタンダードかもしれません。あと、トイレットペーパーも芯無しタイプがほとんどです。


世界中で読まれているらしい村上さんですが、中国でも人気です。本屋の日本文学コーナーでもダントツの品揃えです。『村上朝日堂』シリーズまで訳されていて、ほとんど日本と変わりません。

で、まあ、ありがちに、『中国行きのスロウ・ボート』を買ってみました。装丁もなかなか綺麗でいいんじゃないかと。

近所の本屋の日本文学コーナー(日韓文学コーナーですが)の品揃えは、充実しているというか、見てるとけっこう面白いです。川上弘美の『センセイの鞄』があったり、『池袋ウエストゲートパーク』、『恋空』(!)があったり、かとおもうとものすごい量で『徳川家康』(作者は失念)が平積みされてたりします。


最近、神舟7号が打ち上げられまして、宇宙遊泳とかしてるらしいんですが、今テレビで月までいく計画を発表しています。

あと、中国でも「ミリオネア」やってます。

中国にきています

というわけで、中国はハルビンに来ております。
で、mixiの日記をこっちに切り替えてみました。


8月29日に、新潟をこんなふうに飛び立ちまして、

で、2時間もしないうちに中国の大地が広がっておりました。

住んでいるのは、ここ。

大学の宿舎なんですが、授業もこの建物でするので、朝起きてダッシュで3分くらいで教室に着きます。
中国の大学は基本的に全寮制で、先生たちも基本的に大学の中に住んでいるそうで。
聞くところによると、学生3万人、先生何千人かだそうで、
もう大学というより、団地です。乱立する宿舎のスキマに校舎がある感じ。


留学生向けの中国語課程にいます。最初にクラス分けのテストがあって、
日本人にありがちな、テストは良くできるってやつで、上から二番目のクラスになってしまいました。
しかも、クラス替えを希望するタイミングも逃した。


なんていうか、いろんな場面で即決が求められる気がします。授業中質問されて、ちょっとでも言いよどんだりすると、即スルーだし、料理を注文するときも、3秒で10個くらいメニュー言われて、え?ってなってると、もう、はあ、って顔されるし。


留学生は、土地柄、基本的に韓国人とロシア人です。
ロシアの人はなんか迫力があります。でかいシャラポワみたいです。


今日はロシア人に混じって居留許可証の申請(身体検査)に行ってきました。
引率の先生もいたのですが、説明がロシア語・・・せめて中国語で言ってくれ。

よく生きる

ソクラテスの弁明・クリトン (講談社学術文庫)

ソクラテスの弁明・クリトン (講談社学術文庫)

「クリトン」は、獄中のソクラテスのもとを友人のクリトンが訪れて、脱獄・亡命を勧めるが、ソクラテスはそれを断り死刑を受け入れるという有名な話。でもいちばん印象に残るのは、冒頭部分の、夜明け前にクリトンがソクラテスの眠っている牢獄に来るところ。二人は同い年で、70歳の老人。目を覚ましたソクラテスは、クリトンが側にいるのに驚いて、いつからいるんだと訊く。クリトンはかなり前からだと答える。それでソクラテスは、なぜすぐに起こさなかったんだと言う。クリトンは、あんまり気持ちよさそうに眠っていたもんだから、と答える。
 70歳の友人がすやすやと眠っているのを起こさないように、側で見守っている同じく70歳。こんな光景が、「よく生き」ているってことな気がする。だからソクラテスが起きて二人が会話を始める前でもう充分という。